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2019年11月19日 (火)

バイオテクノロジー研究に必要な実験機器《バイオニクス専攻/たか》

こんにちは、たかです。

11月に入り、急に肌寒くなりましたね。個人的な意見としては、「今年、秋あったかな?」と思っています。
それくらいに秋を通り越した寒さである気がします。雪国出身ですが、東京の寒さには弱いです。

年末に向けて、寒さとともに忙しさもやってきました。
学部生も院生も卒業論文や修士論文の提出を見据えて、ガツガツ実験し始める時期ですね。

私たちが実験を行うのは研究室でだけではありません。私たちの研究室がある片柳研究棟の6階にはバイオナノテクセンサーという研究施設が存在します。ここには研究室では置けないような大型の精密機械が揃っており、様々な解析を行うことが出来ます。

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殆どの機器は6階にありますが、地下1階にはSEM(電界放出形走査電子顕微鏡)やTEM(電界放出形透過電子顕微鏡)などの大型な顕微鏡も存在します。私の研究分野的に使用の目途は立たなそうです。使ってみたいな…。

解析機器はバイオナノテクセンサーに存在しているものだけではありません。本研究室では7階にある細胞培養室や円偏光二色性(CD)スペクトロメーターを使用しています。
私は最近よく細胞培養室に行きます。研究室ではペットは飼えませんので、細胞を飼ってます(?)。
高いご飯をあげて、住み心地良くしてあげているんですが、思ったように増殖してくれないときがあります。
愛が足りないのかもしれません。

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共用の機器だけではなく、ほとんどの研究室がその研究分野で使用する精密機器を保持しています。研究室に入れば必然的にこれらの精密機器に触れることになるでしょう。
因みに本研究室にはマイクロプレートリーダーがあります。この機器はマイクロプレートに加えた少量のサンプルの光学的な特性を測定するものです。本研究室では主に発光蛋白質ルシフェラーゼの発光を測定しています。
他にも蛍光を測定して試料中の化学物質を定量することや、吸光度でタンパク質の濃度を評価することに使用しています。

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研究室に配属して使用する機器は、学部の学生実験では経験できないものが多いです。こういう機器を新たに使用するときはワクワクします!
こういう機器を使ってみたい!という観点から研究室を選んでも良いかもしれませんね。

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2019年11月 5日 (火)

大学の実験《コンピュータサイエンス専攻/スイミー》

冬の寒さが垣間見えてきた時期でしょうか?

大学院ブログのCS専攻担当
スイミーです。

今回は実際に研究室で使用している機材について紹介していきたいと思います。
いくつかは既に研究紹介などで見せているかもしれません。

1. 脳波計
主に空間分解能に優れるfMRI(functional magnetic resonance imaging)や時間分解能に優れるEEG(Electroencephalogram)等があります。自身の研究室にあるのはEEGの方ですね。脳波計は脳の電気活動を測り、被験者の思考や感情を読み取るために使用します。チャンネル(電極数によって測れる部位の数が変わってきますが、それだけ実験時間と解析時間も長くなっていきます。実際に研究で用いる際は周辺環境からのノイズや瞬きによる筋電位などに配慮しなければならないため、実験準備にも時間がかかります。脳波計測に興味のある学生は多く、毎年使用しています。

2. 脳血流計測機器
NIRS(Near Infra- Red Spectoroscopy)は近赤外分光分析法の略で頭皮の上に設置したプローブから大脳外側部の血流動態を計測する機器です。脳血流を計測することによって、酸化ヘモグロビンと脱酸化ヘモグロビンから人間の脳活動を調べることができます。最大の利点は簡易に計測を行えるため、被験者への負担も少なく、自然に近い環境下で脳の活動状態を測定できることです。

3. 視線計測機器
人間がどこを見ているのかを機器を用いて調べることができます。研究室では自動車運転中、ゲームプレイ中、スマホ操作中等の視線を計測しています。分析の際、計測したデータを実際に見ていた画像と合わせることで、視覚的にもわかりやすいものができます。直観的にわかりやすいというのは大きな利点です。

4. VR機器
いろいろな研究室で導入されているのを耳にします。大学内でも所持している研究室は少なくないかもしれません。HTC VIVEOculus Questなど個人で買う分にはまだまだお高い製品ですが、研究費で買う場合は安い部類です(100万を超える機器もありますしね。また、学生からの人気もあるので、研究室見学の段階からやる気のある学生が出てくるのではないでしょうか?
VRを用いて行われる研究は研究室ごとに様々です。一例としてはVR酔いに関する研究が行われていたりします。VR酔いの原因を探り、解決方法を探っていく研究で、実際に被験者にはVR映像を見ながらVRを体験してもらいます。VR酔いが激しい人にとっては地獄かもしれませんね。
他にも実際にVRのアプリケーションを作ってしまい、他の研究と絡めたVR研究をしようとしている人もいます。

5. 液晶シャッター眼鏡・赤外線エミッター
これら2つを使用することによって、立体視された映像を被験者に見せることが可能となります。3D映画を見る時を思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれません。被験者は眼鏡をかけ、映像を見るだけでよいので、実験も簡単に行うことができます。

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今回は私が所属している研究室の計測機器について紹介しました。
他の研究室でも特色に沿った実験機材を置いているため、研究室見学の際などには是非確認してみてくださいね!
また、他の研究室の実験機材を貸してもらうこともできるため、どんな機器がどこにあるのかを知っておくといざという時に役に立つかもしれません!

次回のブログもお楽しみに!

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