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2019年6月18日 (火)

研究員として大学で学ぶ 《バイオニクス専攻/たか》

夏の暑さを感じ始めた今日この頃です。

本格的な暑さを迎える前に、酵素や大腸菌、RNAなどを保存する-80°Cフリーザーの霜取りを実施しました。信じられないくらいサラサラな雪がたくさん取れました。フリーザーの内部扉が白から黒になりました。内部扉って黒かったんだ…。

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※写真撮影後すぐ閉めました。

そんなアイスを食べたくなるような季節になりましたが、博士課程の学生にとって重大なイベント(?)が毎年この時期にやってきます。それは「日本学術振興会 特別研究員」への申請です。
略して「学振」というこの制度は、日本学術振興会が日本の研究者に研究奨励金と研究費を無償で与えてくれる制度です。

具体的に、特別研究員として採用されると、月額20万の研究奨励金と年間150万以内の研究費助成を受けることができます。学内のTAやRAの報酬を合わせれば、まあ…奨学金なしで生きていけそうです。何と言っても研究費が貰えるのはでかい。
また、学術振興会のHPに掲載されている資料によると、特別研究員DCから5年経過後で79.5%が常勤の研究職についています。学振の特別研究員の経験があれば、研究で一生食べていくという夢に近づくのです。

しかし、その採用率は申請数約8500件のうち2割ほど。非常に狭き門です。その難関を突破するには研究の新規性・独創性が重要です。
学振の申請書は大まかに言うと、現在までの研究、これからの研究計画、研究業績、自己評価欄の計7ページで構成されています。重要なのは、現在とこれからの研究の独創性や研究業績の多さから、「こいつは将来、役に立ってくれそう」と判断してもらうことです。

そのために1年かけて申請書を準備するのですが、例年ふと気づいたら申請書の学内締め切り(GW後)になっています。不思議ですね。1年も構想時間があったのに、いつも提出間際でドタバタします。

研究のことについてアピールすることはもちろん大変ですが、個人的には自己評価欄に悩まされます。自己評価欄には研究者を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所、研究者としての資質などを記入します。さながら、就職活動のエントリーシートのようです。学振の募集要項には、主体的な創造性や主体的な課題設定能力、高い研究遂行能力が必要、みたいなことが記述されています。他にも文科省は「研究者に求められる様々な能力」として以下を挙げています。

「独創性、創造性、未知のものへのチャレンジ精神、豊かな感性、主体的な課題設定能力、論理的思考力、国際的なコミュニケーション能力、強い意志、ねばり強さ、社会への説明能力、倫理観、幅広い視野、柔軟性、幅広い知識を基盤とした高い専門性、etc.」

いや、多い多い!求めすぎ!と思ったのは私だけじゃないはず。しかし、よく考えれば研究者として不可欠な能力であることは間違いありません。自己評価欄には、これらの項目に当てはまっているから研究職は私にとって適職だ、と述べる必要があります。なので、自分だけのエピソードをこの項目に振り分けて書けばいいわけです。

私は「主体性? ん? 主体性ってなに…?」と独り言をブツブツ言いながら申請書を書いています。研究室のみんな、独り言うるさくてごめんなさい。そっとしておいて下さい。

初めの学振申請(DC1)は、修士2年次に提出です。博士課程に進学する気持ちが少しでもあるなら申請してみてはいかがでしょうか。私も修士2年の時に申請書を書いてとても勉強になりました。

今年は採用されたらいいな…、学振…。

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